代表取締役社長 安田 知弘(Yasuda Tomohiro) 郡上市八幡町出身。大学卒業後、東京の企業に就職。退職後、㈱ヤスモク東京支店を立ち上げ商品開発に取り組む。2010年㈱ヤスモク代表取締役社長に就任。「仕事も遊びも全力で」とワークライフバランスを推進している。現役のレーサーでもあり疲れない体づくりのためトレーニングは欠かさない。座右の銘は「善の循環」。 |
ー事業内容・これまでの経緯について教えてください。
1974年に父が会社を設立し、高級和風門、木製システムキッチン等を製造販売していました。その後エクステリアにも事業展開し、2000年に人工ウッドの開発に成功。木製から樹脂へシフトしました。さらにカーボンの商品開発に取り組み、軽くて強度の高い介護用品や自動車部品を製造しています。また海外での店舗什器の生産も手がけています。2021年からは生産ラインをIT化し、自動加工機、AIロボットを導入しました。現在は自動積算作図システムを導入し、オリジナル製品をウェブで販売しています。
ー御社の強みは何でしょうか?
住宅の外側(エクステリア)と内側(インテリア)どちらも手がけており、様々な切り口から需要のあるものを製造しています。そのため色々な会社と取引きをしており、太いパイプを持っていることが強みです。さらにエクステリア関係は春から夏に繁忙期を迎えるのに対し、インテリア関係の繁忙期は秋から冬のため、一年を通して途切れることなくバランスよく仕事があります。また、より質の高い「ものづくり」を求め、新素材の開発を行っています。例えば「木」は水を吸収し変形するというデメリットがありますが、「変形しない、静電気がおこらない、強度4倍の、木に見える素材」を開発しました。その原材料は、世界中にあるゴミ「卵の殻」です。変形しないばかりか、環境に優しく、汚れにくく、強い。そんな素材を開発していることも強みですね。
ー御社の求める人材像について教えてください。
仕事も遊びも全力で毎日を楽しめる人、現状に甘んじることなく絶えず「気付き」がある人ですね。気付きはチャンスの源ですから。そして会社理念である「善の循環」を深く理解してくださる人材を期待します。自らが良いことをしましょう。そうすれば良い結果が返ってきます。世界を変えるためにまず3人の人に親切をし、親切を受けたそれぞれが次の3人に親切を連鎖させていく映画「ペイ・フォワード」はおすすめですよ。
山内 秀剛(Yamauchi Hidetake) 大阪府大阪市出身。大阪市でコンビニ店長を務めた後、2016年郡上市へ移住し「未経験者歓迎」の㈱ヤスモクへ入社。「ものづくり」の魅力に気づきチャレンジし続けている。現在8歳、6歳の女の子を持つ父。 |
ーどんな仕事をしていますか?
工場内の生産計画と人員配置といった工場運営・管理と取引先とのやり取りを担当しています。
ー今の会社で働こうと思った理由は?
岐阜県内有数の木工設備が整っていることに興味を惹かれたからです。
ー会社のいいところは?
社内の教育体制が整っていることです。ISOを基準に、新入社員でも学ぶことができる教育体制を作り、自分の成熟度に応じて必要なスキルを学べます。また資格取得のための支援をしてくれることもいいですね。そしてなにより工場内の雰囲気も良く気兼ねなく仕事することができるのも嬉しいです。最近は自動加工の機械も増やし安全に業務を行うことができます。そういった生産活動を通して日々の頑張りが製品という形で出来上がっていくことはとても喜ばしく、私たちの手で作り上げた製品がいろんな方の生活や仕事に役立っていると思うと達成感と喜びが沸きます。